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5万円のゲーミングチェア『AKRACING ゲーミングチェア PRO-X』を買うための最後の一押し

 今回の記事では、近頃耳にすることも多くなったゲーミングチェアについて、その特徴や種類について紹介し、各社オススメのゲーミングチェアのメリットデメリットを含めた比較検討の過程をまとめた。
また私が購入を決意した具体的な理由もまとめて紹介する。

 

 目次

 

パソコンを長時間使う人間にとってデスク回りの環境は最重要

ゲームや映画が好きな私にとって、パソコン回りで過ごす時間はかなり多い。例えばよくプレイしているPCゲーム『Legue of legends』(通称、LoL)は、1ゲームのプレイ時間が平均30分を超える。時には1時間以上かかることもあるのだが、そういったゲームを一日に数試合こなしている。
実際、「Wasted on LoL」というなかなか刺激的なネーミングのサイトを使って、これまでに自分がLoLに対して使った(捨てた)時間を計算してみたところ、2043時間、つまり85日もの時間を自分はLoLに費やしてきたことになる。おそらくこの数字は今後も増えていくことになるだろう。当然、LoL以外の目的でもパソコン回りで多くの時間を過ごす私にとって、デスク回りの設備はそれだけ重要度が高い。

そんな中で今新たに購入を考えているのが、ゲーミングチェアだ。

 ゲーミングチェアの魅力

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もしかすると普段からゲーム、特にパソコンゲームに親しみがない方にとって「ゲーミングチェア」という言葉は聞きなれないものかもしれない。
ところが数年前からゲーマー専用の高価なゲーミングチェアなるものがニッチな層から熱烈な支持を受けている。私自身も購入を随分前から検討してきた。
そして、いよいよ使っているイスの座面の厚さが中に入っている芯と変わらない厚さにまで変わりつつある今、重い腰をあげ新たなイスに座りなおそうかと考えているのである。

そこで今回は、私が比較検討したゲーミングチェアの特徴をまとめてみた。

この記事を自分の背を押す最後の後押しとして、なにより検討当初は3万円でも高いと感じていた感覚がいまやどこか深淵の彼方へと消えてしまうほどの「ゲーミングチェアワールド」という奈落の谷へと新たな同志を引きずりこまんがためにここに残すことにした。

ゲーミングチェアの特徴

ゲーミングチェアと一口にいっても、それなりの種類がある。とはいえメジャーどころは限られており、だいたい比較検討するなら以下の3つがあげられるだろう。

 ヨーロッパ圏を中心にプロゲーム大会でも使われているAKRACING ゲーミングチェア

 まずは記事のタイトルにもしているAKRACINGのゲーミングチェア。
いくつかのグレードの差が存在し、より高価になるほど機能面や細部がアップグレードされている。とはいえ、AKRACINGの最高グレードのPROとその次のグレードにあたるNITROは単なる上位互換という関係性ではないとメーカーが公表しているため比較検討の際は実際に座ってみるのがベストだろう。

AKRACING ゲーミングチェア PRO-X-WHITE 白

AKRACING ゲーミングチェア PRO-X-WHITE 白

 

 日本のプロゲーマーも使用!!二大巨塔の一角 DXRACER ゲーミングチェア

次に候補にあがるのが、DXRACERのゲーミングチェア。
定価は55,000円前後。Amazonでは29,800円。Amazonでの取り扱いはないが、公式サイトではいくつかのグレードがあり、最も高いグレードのKing Seriesは定価59,800円とAKRACINGのPROと殆ど変わらない。アームレストの可動域は上記のAKRACINGのものより広くなっているため、アームレストに手を置きながらゲームをプレイするユーザーの場合はこちらのほうがより自分にあったセッティングができるだろう。
ちなみにDXRACERは、前述したLoLやAVA、CODといった有名ゲーム&プロゲームチームのスポンサードをしており、日本国内の大会などでも広く使われている。

 安心の日本製!?いえ、中国です。サンワダイレクトのリーズナブルなゲーミングチェア

もう一つ私が比較検討したのが、こちらのサンワダイレクト ゲーミングチェア。
Amazonで29,800円で上記二つの最高モデルと比べてもリーズナブルになっている。
ヘッドレストなどの取り外しができなかったり、アームレストが可動式でないなど作りがシンプルになっており機能面では上記2つに劣るが、収納式のオットマンがついているなど快適さにおいては上記の二つにも引けを取らない。特に私の場合は足をいつも何かの上に置きながらゲームを遊んでいるのでオットマンがついているのは魅力的だった。
ちなみにこの製品だけが中国製といったわけではなく、今回紹介した3つのゲーミングチェアすべてが中国製である。

性能をとるか、価格をとるか、デザインをとるか

上記3つのゲーミングチェアを選ぶにおいて、お金さえ出せばベストなものが手に入るかというと実はそうではない。前述したようにAKRACINGのPROとNITROは価格差が1万円前後あるものの、より高価なPROが完全上位互換というわけではなくPROの方が「ゆったり」と座れるように座面の広さや厚みがあるだけなのだ。
もちろんその「ゆったり」に価値を見出すのであればPRO一択なのだが、「フィット感」や省スペースさまでを考えると答えはなかなか出ない。そこでこの3つのゲーミングチェアのメリットとデメリットを私なりにまとめてみた。

各3つのゲーミングチェアのメリットとデメリット

AKRACING ゲーミングチェアのメリット・デメリット

AKRACING ゲーミングチェアのメリット
  • 180°までリクライニング
  • 座面広さ&厚さNo.1
  • 背もたれの高さNo.1
  • 海外プロゲーマーと同じ最高のゲーミング環境が用意できる
AKRACING ゲーミングチェアのデメリット
  • 高価
  • デカイ
  • 派手なカラーリング&存在感のため部屋の雰囲気とそぐわない
  • NITROのAmazonレビューでは、作りが荒いというレビューが多い

DXRACER ゲーミングチェアのメリット・デメリット

 DXRACER ゲーミングチェアのメリット
  • アームレストの可動域が広く、最適なセッティングが可能
  • 身長・体重・性別にあわせた豊富なラインナップ
  • 日本のプロゲーマーチームが使用しているため国内での知名度が高い
  • AVAのガチャ限定武器コードが貰える。(最強武器というわけではない)
DXRACER ゲーミングチェアのデメリット
  • 同じく高価
  • 同じくデカイ
  • 同じく派手なカラーリング&存在感のため部屋の雰囲気とそぐわない
  • 豊富なラインナップがあるもののAmazonでの購入ができず、相対的に高価。

 サンワダイレクト ゲーミングチェアのメリット・デメリット

サンワダイレクト ゲーミングチェアのメリット
  • 何よりリーズナブル
  • 収納式オットマン
  • ゲーミングチェアにしてはまだ落ち着いたカラーリング
  • 一概に良い部分とは言えないが、全体的に小さく省スペース
サンワダイレクト ゲーミングチェアのデメリット
  • ヘッドレストは固定のもののみ(上記2つは取り外し、位置調整が可能)
  • サイズが小さいため「ゆったり」感は上記2つと比べると少ない
  • アームレストが固定、いわゆるひじかけ
  • 価格差、見た目などからどうしても上記2つの下位互換に見えてしまう

 

ベストは実際に座ってみること。ただし、それが難しい。

ゲーミングチェアに限らず、家具や家電の類は実際に自分の目でみて、触って確かめることがベストだ。しかし、ゲーミングチェアのようにパソコン環境を整えようとする人間は大抵がネット通販で済ませたがるもの。かくいう私がそうだ。
実際にメリット・デメリットを書いてみてわかったのは、ネットに出ている情報だけではAKRACINGとDXRACERに大きな差はない。3つ目のサンワダイレクトのゲーミングチェアがこの2つに勝っている主な点は価格と収納式オットマンがついていることだが、実はオットマンは5000円程度出せば良いものが別に買えてしまう。それであればまずはゲーミングチェアにこだわりぬいて、それから買い足してしまってもいいのだ。
そう考えたところで私の結論は決まった。そう、実際に座ることなく結論が固まったのだ。

なぜ、AKRACING ゲーミングチェア PRO-Xを買うことにしたのか

私が買うことにしたのはAKRACINGのゲーミングチェア。その中でも最高グレードのPROタイプにすることにした。実際、NITROでも十分な気がしたのだが、次の3つの点が最後に私を後押しした。

  • 座面の広さが最大であること
  • キャスター部まで統一されたカラーリング
  • ゲームをプレイする際にアームレストを使わないこと

 まず座面の広さだが、実は私はゲームをプレイする際にイスの上でよく足を組むのだ。あぐらを書いた状態でゲームをする私にとって座面の広さは非常に重要な要素。実際、この座面の広さがAKRACINGのPROにした一番の理由だ。

次にキャスター部までカラーリングが統一されていたことだ。NITROタイプと比べるとわかるが、ゲーミングチェアのキャスター部の色まで赤なら赤で統一されているものはなかなかなかった。細部までこだわり抜いている、そんなところに男は惹かれるのだ。

そして、DXRACERにとって大きな差別ポイントであるアームレストの可動域の広さが私にはあまり刺さらなかったこともAKRACINGを選ぶことができた理由の一つだ。私のデスクはパソコン専用のデスクではあるものの高さが低めで、アームレストに腕を置いて何か作業をするような姿勢になりにくいと考えた。

結局は自分次第。だが、男なら最高グレードを

ここまで書いてきてなんだが、AKRACINGにすると決めた後に最終的にNITROにするのかPROにするのかを決めたのはグレードの差だった。度々、PRO>NITROという図式が単に成り立つわけではないと書いてきたが、おそらく私がNITROを買ったときにはどうしても座面の厚さやキャスター部が気になってしまうだろう。つまり、それよりも上のグレードがある以上どうしてもその異なる部分に意識が傾いてしまうのだ。逆にPROを買ったときには、「もしこの座面が薄ければより快適だろう」だとか「もしこのキャスター部が黒色だったら・・・」などとは考えずに精神的な面で満足することができると考えた。価格の面で1万円程度の差はあるものの、「欲しいモノ」に対して十分に吟味した上であればお金を惜しまずに後悔しないことを一番優先すべきだと私は考えている。是非この記事を読んでくださっている皆様が後悔のない選択をされることを祈っている。

最後に・・・

実はこの記事がこのブログの最初の記事となっている。あるブログで「ブログのすすめ」なるものを読み、思い立ったが吉日ブログを開設してから早三日が過ぎた。ブログのデザインやSEO対策含めて、記事をじっくりと書いているとあっという間に時間が過ぎてしまったが、その甲斐あって満足のいく記事が書けたと感じている。
まだまだ改善の余地があるが、そのあたりは追々詰めていくことにしよう。ちなみに今回買ったゲーミングチェアの開封の儀や設置、その後の感想はまた後日記事にしたいと思う。
ここまで読んでいただいて本当にありがとう。また別の記事でもお会いできれば幸いである。